数年前に買ったユーミンのコンセプトベストアルバム。子供のころから耳にしていたユーミンの名曲を改めて聴いてみたくて購入しました。
名曲ばかりの中、「守ってあげたい」に私は胸打たれ泣いてしまいました。聴いたことはあったけど、こんな歌詞だったんだ…。
◆誰かに優しくされたい気持ち
この曲は自己肯定感の低い自分への慰めソングでもあり、また自分が大切にしている人への気持ちを確かめるものでもあるなぁと感じました。
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守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
他には何ひとつできなくてもいい
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こんなふうに誰かに言われたいわ…と思ってしまう。私は甘ったれでしょうかね。
親とはいい関係を築けないまま大人になり、一番孤独だった20代の自分を引きずったままの私。
本当は誰かに甘えたかったし守ってほしかった。
無償の愛がほしかった。
アラフォーになった今でも、こんな歌詞には心打たれてしまいます。
頑張っている人、落ち込んでる人、居場所がない人、今が辛い人…。この曲に救われた人が沢山いるんでしょうね。
◆見返りのない思いやり、優しさ、強さは夫婦愛の理想的イメージ
結婚してからよく思います。
親が子にあげる無償の愛と同じように、パートナーとなった夫婦もまた、無償の愛で繋がっていられたら理想的だなと。
心の弱さ辛さを分け合える相手がいること、そしてお互いを思いやり守ることが出来たらどんなに心強いだろう。
足りない、やってくれない、ないないない…
ないものばかりを責めたりするより。
出来るだけ、お互いの一番の味方でいたいと思っています。
そんな気持ちを改めて感じさせてくれた、この曲にもありがとうの気持ちで。
◆今の若い子には伝わるかな?ノスタルジー感
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遠い夏 息をころしトンボをとった
日暮まで土手に座りレンゲを編んだ
もう一度あんな気持ちで
夢をつかまえてね 夢を形にしてね
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ピュアな心を忘れないでね、と言うような歌詞。
情景が浮かぶ素晴らしい歌詞です。子供の頃の情景ね。今の若い子はトンボをとったり、レンゲを編んだりするのかしら?とちょっとだけ思いました。
こんな歌詞、今の世代は書かないかなぁ?